コロナと共に生きるってこと
はじめに
世の中がほんのここ1、2ヶ月の間に劇的に変化して、この駄文を書いている最中にも情勢は刻々と変化しています。
もちろん、ネタは尽きないとは言え、本稿はコロナの感染拡大のための専門的な知見の披瀝や、意識の高い行動変容のお誘いを目的としているものではありません。
そんなもの持ち合わせていないし、実際のところ何しろ新型のウィルスでわかっていない事が多いので、何が正しいのかわかったもんじゃないですからね。素人がうかつに聞きかじりの知識を晒すが如き愚は慎まねばなりません。
絶対間違いないのは、「一番効果があるのは手洗いだ」くらいのもんじゃないでしょうか。
とにかく、世の中とりわけ一般市民に対しては、手を洗う、他人に近づかない、一番安全なのは家の中。を基本とする啓発が盛んにおこわなれているというわけです。
しかしですよ。(ここから本題です)
ここは田舎、しかも超田舎です。
もちろんこんな時でも沖縄に飛びパチンコ屋に行列をなす輩のように「自分だけは大丈夫」などとは思いません。手、洗ってます。
しかし、全国一律の規制というものにはやはり違和感を持つのであります。
密集 100km圏内にはないです。列車であってさえも。
密接 家族以外に考えられないです。職場であってさえも。
密閉 寝室以外にそんな空間ないです。
マジなんです。日本にはそんなところもあるんです。
それなのに、同じレベルでの行動変容を求められている、それが今なんです!
そして、裏が山で目の前が海、畑仕事もたまってるくせに #お家で過ごそう とか言って腕立て伏せ動画をSNSに載せてドヤ顔しているのが今の地方民なのです。何とも寒々しい。
田舎なんだから働かざる者食うべからず。田舎なんだから近くの山に登って海でサーフィンに興じればいい!
そこで今回は、今こそ引っ張り出したいアウトドアグッズのインプレッションでもしてみようかなと思った次第です(そこかよ)。
今こそ引っ張り出したいアウトドアグッズ
本当に家の中にいるしかない都会の人は本当に気の毒でお見舞い申し上げます・・
ですが、事情が許す人は、ぜひ外に出たいところです。河川敷でも、庭でもベランダでも、太陽があるとないとでは大違いですからね。
そこで今回、私物の中からオススメ屋外グッズを3つほど厳選してみました。
いずれもアフターコロナでも使える無駄のないものばかりを選びましたので、ご参考くださいませ。
1 パラブーツのアヴォリアーズ
いわゆる登山靴ですがそこはさすがパラブーツ。
パラブーツについてご興味があれば過去記事もご笑覧ください。
さすがパラブーツと感じるのは、登山靴としての信頼性と、タウンユースできるスタイリッシュさを併せ持っているところです。
どちらかに偏りすぎてもお買い得感は大きく損なわれると言えましょう。
すなわち本格登山をやろうという人はあえてこのクラシックなタイプのオールレザーの登山靴を買わずとも、近年ではより高性能のものが溢れています。
また、クラシックな登山靴というのは、街で履こうとするには野暮ったいもの。
ところがこのアヴォリアーズは、その両方を絶妙なバランスで両立させています。
具体的にいうと、軽登山であってもおよそ登山と称するアクティビティでは、足首を保護し、滑らないことが求められるところ、十分にその要求を果たします。
特筆すべきはグリップ性。ありがちなのがグリップ性に優れたコマンドソールなんだけどゴムが硬くて結局滑る。みたいな失敗ですが、適度な柔らかさも相まって非常に疲れにくい。
また、登山靴としてはずいぶん細身です。これは一説にはスキーを装着する必要性からと聞きましたが、結果としてタウンユースに無理なくマッチするフォルムが生まれたと言えそうです。
2 グレゴリーのリュック
リュックだけはグレゴリーにしとけば間違いない。このことに異論を唱える人はおそらくいないでしょう。
本格的な登山はもちろん、ちょっとしたハイキングなどでも、ある程度の時間を荷物を背負って歩くという時に、身体にフィットせず肩に不快に食い込むリュックがいかに疲労を募らせ登山を苦行に変えるものであるかは計りしれません。
グレゴリーのリュックは、とにかくフィット感に優れ、荷物の重さを感じさせない作りが秀逸です。
最近新調したのですが、フィット感はもちろん、あちこちに収納があってよろしい。
とにかく近年は荷物(小物)が多くなりがち(スマホとかバッテリーとかですね)ですが、そういったものをうまく収納できるように研究がされているのだなぁと感じます。
ちなみに私は斜めがけのバックなどは肩がすぐ痛くなるガラスの肩の持ち主。できれば通勤もグレゴリーのリュックで行きたいところですがさすがにスーツには合いませんので我慢しています。
3 スノーピークの食器
登山用品のいいところは軽量コンパクトであることです。
本格登山になればなるほど、一つ一つの重さやリュックの中に占めるスペースが死活問題になるからですね。
こちらは自ら「お家でスノーピーク」とか言ってる会社の製品ですから登山というよりキャンプ用品ですが、コンパクトに収納できるというところを追求するアウトドアの思想を感じます。
ちなみに私は田舎に単身赴任をしているのですが、この食器で自炊からアウトドアまで済ませます。
家でも、外でも、山でも、谷でも、田村でもスノーピーク。
こちらは家族用ですが個人用もあります。
スノーピーク社の製品には、コンプリートしたくなる統一感がありますね。
こちらも使い倒しているマグカップ。取手が胴部分に沿うように動き、場所をとりません
おまけ。他社製品ですがフライパン。取手がこれまたこのように曲がります。しかも振ってもガタつくこともない。
少々脱線しましたが、ここ数日はコロナもひと段落といった風ではあるものの、人々には新たな行動変容というものが求められており、「飲み会は横一列で」などギャグかと思いましたが真面目に受け入れようとする向きもあるようで、いずれにせよ数ヶ月前とこの先とでは人々の行動のありようは大きく変わるようです。
しかし不便になった、人付き合いが希薄になったと嘆くのも、共存するほかないことを悟る段階となったウィルスを過度に恐れて暮らすのももったいない話です。
今こそ自然に帰るときといえば大袈裟ですが、お日様のあるところに出かけて時を過ごすことの幸せを再発見するのはいいことだと思います。
そんな大移動をしなくても、いくら東京でも、日の当たらないところだけでもありますまい。
みんなで外に出てコロナさんとうまく折り合いをつけて世知辛い世の中を面白く生きようではありませんか。