親父の小言とボディーブロー

人生折り返しの子育て世代。世知辛い世の中を面白く生きるためのあれこれと雑記

プロローグ〜超田舎暮らし〜

近々仕事で超田舎(漁村)に住むことになりました。

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どのくらい田舎かというと、最寄りのコンビニまで20kmあります。しかも大好きなセブンイレブンではないタヌキの方。県立病院までは30km。基幹産業は漁業、高齢化率は4割です。

 

もともと田舎生まれの地方在住なので、そんな世界があることは知っていましたが、最近は地方と言っても地方都市と言われるところでは田舎だ田舎だとは言いつつも、生活に不便を感じることはそんなにないものです。

 

美術館だのスポーツジムだの舞台だの言わなければ、極端な話、ネット環境とコンビニがあればなんとかなりますものね。

 

しかし、今回はガチです。コンビニは上述のとおりであり、ネット環境だって怪しいものです。少なくともフレッツ光などの光回線はサービス対象外です。

 

最近はキャッシュレスを研究しているワタクシですが、もしかしたら、いや多分、キャッシュレスに対応している店自体がないかもしれません。かつて私もそうだったようにカードは借金だと思われている社会。

 

少なくとも、お上が進めるキャッシュレス・消費者還元事業に参加しているお店をアプリで検索しても、1件もヒットしませんでした。

 

とにかく、そんな田舎に住むことになりました。

 

しかし、確かに不便極まりないけど、人々の生活は確かにそこにあるわけだという点にはものすごく惹かれるものがあるわけです。

 

そりゃ家業があって家やら墓やらがあるから土地に縛り付けられて外には行けないんだってだけで、今は消滅までの過渡期に過ぎないことを知ることになるのか。

 

それとも、人口右肩下がりの過疎のまっただ中にあって、細く長く続いていく地域の持続性の光を見出すことができるのか。

 

その辺りのリアルってやつを、感じてみたいのです。

 

そして、どこぞのインフルエンサー()がいう、東京の人たちが移住したいようなネタが本当にあるのなら、そこに光を当てるような仕事やライフスタイルの実践ができたらと思うのです。

田舎暮らしの本 2019年 12 月号 [雑誌]