ジュニアNISAで子供の教育資金を作ることにした理由と実践について
(この記事は2019/3/9に作成しました)
こんにちは。
ご覧いただいている皆様の中には子育て真っ最中という方もいらっしゃると思いますが、お子様の将来への備え…どうしてますか?
「人生折り返しの子育て世代」こと私、なにしろ未就学児が2人です。人生折り返しなのにです。
私は、このほど子供たちのための証券口座を作り、教育資金を作るための積立投資信託を開始しました。
そこで今回は、私が積立投資信託に至った理由と、具体的な方法(証券会社や商品選び)などをご紹介したいと思います。
主に次のような方向けに、参考になればと思っています。
- 子供が小さい
- 大学まで行かせたい
- 貯めるのはゼロからスタートだ
ではどうぞ!
なぜ積立投資信託を選んだか
結論から言うと、リスクとリターンのバランスが最適と言うことになります。
私の目標は、大学進学のための費用を子供1人あたり500万円を18歳までに用意すること。
ご興味のある方は前回記事をご覧ください。
銀行では増えない
この目標に対して、銀行の積み立てを利用すると、
500万円×2人÷18年÷12ヶ月=4.7万円
ですから毎月4.7万円の積み立てが必要です。
まあ幸い先は長いので無謀な額とまでは言えませんが、最大の問題は、銀行に預けたところで利息はほぼゼロなので、1円も増えないということです。
これは、「そんなご時世だから仕方ない」という単純な話ではなく、将来モノの値段が上がった時には、お金が増えないということは実質的にお金が減っているということを意味します。
テーマが教育資金ですから、これを例にとると、大学の入学金や授業料は、現に毎年上がっています。
給料は上がらないのにです!
子供用の証券口座開設のメリットが大きい
銀行の預金は考えるに値しない一方、「貯蓄から投資へ」という国の大号令で投資の方は優遇措置が多く、利用しない手はない!というところです。
ここでは、私がメリットだと思った点を、「子供の証券口座」に絞って書きます。
ジュニアNISA
まずは投資で得た利益が条件付きで非課税になるNISA(ニーサ)の子供版、ジュニアNISA。
こちらは狙いがそのものズバリ、子供の教育資金ですから、制度設計も大学費用など子供の教育資金の備えを意識しています。
メリットは、5年間最大400万円(年間80万円)の投資額に対する運用益が非課税ということです。
普通は20%を税金で持っていかれますから、このメリットは大きいです…!!
まあその400万円を難なく出せる人は黙ってやるだけなんですけどね…
ただ、言えることはこの5年でいかに限度額に近づけるかが後々効いてくるってことです!
税金対策
皆さんは「子供にいくら残せるかな…」なんて考える時はありませんか?
私、人生折り返しだからでしょうか、よく考えるんですよね。
しかし、死んだ時とか、お金が貯まった時とかではなく、今のうちに渡す発想に切り替えないとな、って気づいたんです。
子供の証券口座を使えば税金がかからずに子供への財産移転ができるというメリットがあります。もちろん合法です(笑)
詳しくは述べませんが、かいつまんでいうと、生きてるうちの贈与税、死んだ時の相続税、いずれもある程度の額以上は基本的に税金がかかります。
その金がある(または、これから貯める)なら今のうちに、少しずつ子供の証券口座の方に入れていけば、贈与税も相続税もかからないということです。
私の場合、具体的には「自分の老後のための積み立てを最小限にして、その分を子供の証券口座に入れる」計画に切り替えました。
単純な話ですが、これも後々効いてくるはず。
念のため、ジュニアNISAだと18歳まで引き出せませんから、中高生になった子供が勝手に使い込むなんてことはありません。
もうひとつ重要だと思うのは、子供にお金のことを学ばせるのに、「自分の口座があって長く積み立てたお金という教材があることの強み」があります。
IPO対策
皆さん、IPOってご存知でしょうか?
「新規公開株」のことです。
会社が新規で上場する前に抽選で株を手に入れて、上場日に売ることで利益を狙う投資法なのですが、この抽選に当たるには口座が多いほど有利なのです。
(実際には、資金力で差がつく会社と完全抽選の会社があります。)
子供の口座があれば、その分抽選に当たる確率は高くなるのです!
時間がまだある
なぜ投資信託を選んだか?最後の理由は、時間です。
投資信託は株や債券への投資。短期的には価値が下落することもあります。
しかし、この先18年という時間があれば、時間を味方につけて長期的な上昇に期待できます。
もちろん、そのためには「中長期的には価値が上昇するであろう商品を選択する必要がありますが。
どんな商品を選択したか
悩み抜いたあげく一周回ってオーソドックスなものに落ち着きました。
しかし数ある中から中から絞った緩やかな私なりの選択基準を参考までに書きたいと思います。
何に将来を感じるか
投資信託も最終的に価値が上がらないと意味がありません。
中長期的に、価値が上昇するもの…何に投資すればいいのでしょうか?
もちろん、基本はプロにお任せ、ほったらかしのために投資信託を選ぶのですが、その中でもどれかは選択しなければなりません。
私の基準は
- 何だかんだであと20-30年はアメリカ中心の先進国
- 日本だけはないな
- 新興国にも少し期待
というものです。
何が正解かは誰にもわかりませんので、結局は好みの問題です。
ただ、日本だけはないなというのは悲しいけど生活者の実感といいますか…。機会があれば記事を書きたいです。
ユーザーに支持される商品
一周回ってオーソドックス、と述べました。結論から言うと「ブロガーが選ぶ投資信託」でググれば出てくるものの中からの組み合わせです。
解説は詳しい人に委ねるとして、これらはすべて個人のユーザーが選んだ優れた商品、つまり金融機関が売りたいものではなく消費者であるユーザーの評価が高いもの。
言い換えれば商品を売る方にメリットがあるものではなく、買う方にメリットがあると言う評価を受けたものです。
参考にリンクを貼ります。
まとめ
以上、個人の考えですが、始めるなら早いに越したことはないことだけは確かです。
時間はあればあるほど有利ですからね。
人生折り返しでここに気づいたという己のスロースタートは痛恨の極みですが、それでもまだまだ巻き返しはできます。
参考にしていただければ幸いです。
おすすめ証券会社