ふるさと納税で豊かなビールライフを楽しむ方法論について
こんにちは!
突然ですが…ビールっておいしいですよね。
私も暑かろうが寒かろうが毎日欠かさずお気に入りの缶ビールを飲みますが、そういう方は多いのでは…?
でも、毎日ともなると地味にお金もかかりますよね。毎日なので、嗜好品とはいえ、もはや固定費です。
節約の第一歩は固定費の削減。そこで、今日はふるさと納税を活用して毎日のビールライフをお得に豊かにする方法論を述べたいと思います。
今日の記事はこんな人におすすめです。
- 風呂上がりに毎日ビールを飲んでいる
- ビール代は固定費だ
- 節約は好きだが我慢は嫌いだ
ふるさと納税とは
概要
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。この手続きをすると、
- 所得税や住民税の還付・控除が受けられる
- 多くの自治体では地域の名産品などのお礼の品が用意されている
- 寄附金の「使い道」が指定できる
というメリットがあり、広く利用されていますね。制度が始まった2008年から9年間で、寄付額は実に35倍にもなっているようです。
最近の動向
メリットの大きいふるさと納税制度ですが、現在見直しが進められています。
理由は、「お礼の品」が自治体によってはかなり高価で、国としては「過度な競争を是正する必要がある」と判断したということです。
具体的には、寄付額に対するお礼の品の価格(これを、還元率と言います。)が30%を超えると、ふるさと納税の対象外になるというのが見直しの内容です。
現在開会中の国会で法律が改正されれば今年の6月1日から適用される予定で、見直しは避けられない情勢です。
お礼の品が高価であるということは寄付する側からするとお得感が大きいということですから、ちょっと残念ですね。
ビールをおすすめする理由
ふるさと納税をするともらえるお礼の品。数あるお礼の品からビールをおすすめするのは、以下の3つの理由があります。
還元率が高い
ビールはお礼の品の中でもお得感が高いです。
ふるさと納税のお礼の品で還元率が高いのは、「米」「肉」そしてビールです。こちらの記事でも紹介しています。
まだ1月だけどふるさと納税はお早めにしなければならない理由 - KOME100.COM
その中でも「米」「肉」は、確かに高級品であればお得感は強いですが、価格という面では、定価や実勢価格が明確ではありません。(例えば、〇〇牛の価格は1kgあたり〇円、のように決まっているわけではありません。)
その点ビールなら、多少の誤差はありますが極端な安売りも禁じられているため、市場価格がわかりやすく、したがってお得感を客観的に評価することが可能です。
家計に優しい
家計節約の効果が明確です。
「米」「肉」はいずれもブランド米やブランド牛といった、「この際、いつもよりぜいたくをしよう」といった用途でチョイスするものではないでしょうか?これらが普段使いの人もいると思いますが。
一方、ビールは同一銘柄なら品質は全国一律でなおかつ普段使いです。
普段買わないものを買って「家計に優しい」という評価をするのは無理がありますが、普段使うものにかかる経費、いわば固定費を実際に削ることができるビールは、真に家計に優しい品目であるということができます。
簡単な試算をしてみます。
毎日350mlのビールを1缶(コンビニで毎日買うとして230円税込みとします)欠かさず飲むとすると、1年間に83,950円がビール代になっている計算です。大きいですね。
これを、5万円の寄付でおきかえてみますと、還元率の高い自治体では1万円当たりひと箱(24缶入り)が返礼品でもらえますので、24×5=120本分がただ(正確には、2,000円の負担額があります)です。
したがって
83,950−120×230+2,000=58,350円
ということで、
実に25,600円もの家計節約効果が生まれるのです。
なおかつおいしいビールが飲める
普段使うもので考えるといいつつ、いつもと違うビールというのも矛盾しているようですが、そうではありません。出ていくお金(寄付する額)が一緒なら、普段よりいいビールを飲んだ方がお得ということです。
一例を挙げますと、
銘柄、価格※すべて350ml×24缶(Amazon)、還元率(大阪府泉佐野市の場合)の順に、
- アサヒスーパードライ4,700円、47%
- サントリープレミアムモルツ5,378円、54%
- サントリー金麦(第3のビール)2,872円、29%
- よなよなエール(クラフトビール)6,166円、62%
ということで、同じ額を寄付した時の還元率はここまで違います。第三のビールが好きでも、ここはビールをチョイスしたほうがお得です。
(第三のビールだとかなりもったいないことになりますね)
ふるさと納税する際の注意点
このように、ビール派にはとりわけメリットの大きいふるさと納税ですが、以下のように注意すべき点もあります。
行動はお早めに
2019年のふるさと納税は、1月から12月に寄付した分が、2020年の課税分から控除されることになります。(年度ではありません)
したがって、12月までに寄付をすればよいのですが、はじめに紹介したとおり、ふるさと納税の見直しが確実視されています。
これは、「お得なふるさと納税は制度改正前に」しなければならないことを意味します。豪華なお礼の品が廃止されてしまうからです。
制度改正が6月からですが、国の圧力もありお得な返礼品は日々減っているのが実情です。遅くとも5月、早ければ早い方がよいでしょう。
もちろん、制度自体は存続されますから、お得感は減りますがビールをお礼の品に選ぶメリットがなくなうことはありません。
限度額の確認を忘れずに
税額控除を受けられる寄付の額には、所得や控除の状況に応じて限度額があります。つまり、これ以上寄付しても、控除の対象になりませんよ、という上限の額です。
この額(あくまで目安です)は、給与所得者ならば手元に源泉徴収票を用意して、ふるさと納税ポータルサイトで確認します。(3分程度で確認できます。)
ポイントサイトを経由すればさらにお得
ポイントサイトを経由してふるさと納税ポータルサイトにログインし、クレジットカードで寄付すれば、ポイントサイトのポイントとクレジットカードのポイントがダブルで入ります。
ただし、ふるさと納税ポータルサイトによって取り扱うお礼の品が異なりますので注意が必要です。
例えば、楽天ふるさと納税では、還元率の高いビールを取り扱っていません。
おすすめは取扱商品が多く上のポイントサイトとも併用できる「ふるさと納税するなら、ふるさと本舗」です。
ワンストップ申請を忘れずに
寄付をすれば、お礼のビールを楽しみに待つことになりますが、多くの場合、お礼の品の前に寄付した自治体から封書が届きます。
寄付金受領書と、ワンストップ特例申請書です。
確定申告をする人は「寄付金受領書」を確定申告の時まで大切に保管するだけですが、確定申告をしない人は、もうひと手間が必要です。この「ワンストップ特例申請書」を自治体に送り返さないと、控除は受けられません。
その代わり、申請書を提出しさえすれば、住んでいる自治体と寄付先の自治体が税額の調整をしてくれますから格段に楽です。
(番外)専業主婦の方はご注意を
ふるさと納税で税額の控除が受けられるのは、課税される本人です。
お父さんがビールを飲むからといって、専業主婦の奥様がご自分の名義でふるさと納税をしても、控除は受けられません。必ずお父さんの名義とクレジットカードを使いましょう。
当たり前のようですが、実際にいらっしゃるそうです。まぁ寄付自体は決して無駄にならないわけですが。。
まとめ
いかがでしょうか。制度の見直しは少々残念ですが、見直し前ならかなり、見直し後でもそこそこにメリットのある「ふるさと納税でビールを調達する方法」のご紹介でした。
皆様の豊かなビールライフと家計の節約の一助になれば幸いです。