親父の小言とボディーブロー

人生折り返しの子育て世代。世知辛い世の中を面白く生きるためのあれこれと雑記

子育てとお金〜教育費用の備えは今から行動すべき理由がある

 こんにちは。

 本記事は愛する子供たちの教育資金のお話です。

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 我が家は子供が小さく高校も大学もまだまだ先の話…ですが、準備は今からしなければならないと強く思っています。

 

本記事では、その理由を整理してみました。ご参考になれば幸いです。

 

 

教育資金を積み立てたい!

 我が家には未就学児が2人います。

 将来的には、どちらも大学まで、できれば奨学金を使わず、できれば留学もさせつつ行かせたいと思っています。

 

 ひるがえって親の私はというとお金の大切さを知り資産形成を始めたのが40代からというキリギリスキャラの上、妻は専業主婦ときてます。

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 ちょっと気を引き締めて計画的にやらないとお金は貯まりませんね。

 

大学まで行かせるのにいくらかかる?

 まず、子供を大学まで出すのに必要な教育費はいくらなのでしょう。ここから目標額を設定する必要がありますね。

 

 これをしないと、戦略の立てようがありません。「とにかく無駄を省くしかない」というだけでは貯まらないし、いくら子供のためとはいえモチベーションも上りません。何より目標がないって不安ですよね。

 

 もちろん、教育費用と言っても、

  • 公立か私立か
  • 大学は文系か理系(特に医歯学系)か
  • 習い事はどうするか
  • 進学のために親元を離れる場合の生活費

など、それぞれの置かれている状況や想定する範囲によって捉え方は様々。

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 そこで私の場合は、「大学進学のための資金」に絞って考えることにしました。

 

 習い事や高校の入学費用、授業料などは別途考えることにします。これを考えるのを後回しにするのには理由があります。

  • 地方なので高校までは公立にほぼ決まっている(私立学校の選択肢がそもそもない)ため、この期間はそれほどお金がかからない
  • 大学進学のための費用は積み立ての投資信託で捻出するので、こちらの早期着手の方が大事である(これは、これから詳しく述べます)

ということです。

 

 話を戻して、それでは大学進学の費用は?ということですが、入学金と授業料に加え、我が家の場合親元を離れることは確実なので下宿などの生活費を考えなければなりません。こちらは地方ゆえのハンデですね。

 

その費用に関してはこちらの記事が分かりやすいので参考にしました。

入学前にチェック!大学4年間にかかるお金 [学費・教育費] All About

4年間の合計は460万~1300万円」かかり、最もかからないのが国公立・自宅で約460万円、逆に最もかかるのが私立理系・自宅外で1300万円強。ということです。

(平均ですから後者を個々の医歯学でみたら大変なことになるでしょうね。。)

 

ともあれ、私の場合ターゲットとなるであろう国公立・自宅外でだいたい1,000万円

 

記事を書かれた方が日本政策金融公庫「平成27年度 教育費負担の実態調査結果」をもとに作成し、入学費用、授業料、教科書代のほか受験費用や入学しなかった学校への納付金、習い事の費用、仕送りも含まれているとのことですが…高いですね。

 

ま、仕送りまで含まれていると考えると、入学時時点ではこの半分と考えても間違いないのかなという気もします。(毎月10万だとして4年間で480万円ですから)。

 

ということで、18歳時点で500万円

 

これをひとまずの目標額としてみたいと思います。不足する分はバイト、奨学金、借金が視野に入ってくるわけですね。バイトはむしろ必須の経験でもあるのですが、借金は避けたいものです。

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どうやって準備するか

 500万円を大学までの18年間でまともに貯めようと思ったら、年間27.8万円ずつ、月にして2.3万円が必要です。

 

微妙ですね。

 

 お金をそれにしか使わない!なら別ですが日々の生活もあり、なにしろ2人です。

 

ということは、単に積み立てるだけではなく、それを増やす視点が必要。そうすると預金や学資保険は選択しにくいですよね。

 

とすると取るべき道は1つ。そう積み立ての投資信託です。

 

具体的にはどう行動するべきか

と、ここまでが目標額の設定です。

運用益と合わせて500万円を大学入学までに調達する。身が引き締まりますね。

 

以下、具体的な方法論です。

 

口座の開設

 まずこれがないと始まりません。

 私、投資歴は5年ほどありますので口座はたくさん持ってるのですが、ここは無難な口座の紹介だけにとどめておきます。

 

 子供のための口座が必要なのですが、その場合でも親の口座は必要ですので、まずは親の口座を作りましょう。お持ちの場合、ジュニアNISA口座開設を申し込みます。

間違いないのはSBI証券。業界ナンバーワンゆえの安心感。私もメインです。

 

投資資金の考え方

(イマココ)

ここからが重要です。

ポイントは2つと考えています。

 

第1に、児童手当は全額積み立てに回すべき

 積み立て投信は複利の力で資産を増やすものですが、

  • 初期費用が多いほど
  • 毎月の積み立て額が多いほど
  • そして期間が長いほど

有利となります。

 

 3歳まで15,000円、中学卒業まで10,000円を毎月もらえる児童手当を全額積み立て投信に回すと、

15,000×36月=540,000円

10,000×144月=1,440,000円

これだけで198万円が投資資金になります。これは大きいですね!

 

第2に、今は老後の備えより子供のための積み立ての方を優先するべき

 これは、親は木の根を食ってでも…と言っているのではありません。「今は」というのが重要なポイントです。本記事で最も力説したいのがこれです。

 

 これも2つの意味があります。つまり、上で述べた複利における「期間」の力を最大限に生かすことと、税制上のメリットを生かすため。です。順に説明します。

 

「期間」の力

 つまり、投資期間が長いほど、投資信託は有利になります。

 

 なぜなら、1年で生まれた利息と元金をひっくるめたものに2年目の利息がつき、その2年目の利息をひっくるめたものに3年目の利息がつき…を繰り返す複利は、期間が長ければ長いほど利益を生むからです。

 

 また、投資信託も短期的には価値が下落したり高騰したりを繰り返すわけですが、期間が長ければ長いほどその一時の騰落の影響は少なくなりますので、この点でも期間が重要です。

 

始めるなら早いうちに!というわけですね。

 

税制上の優遇

 NISAという制度があります。

 株式や投資信託の投資に対して、税制上20%かかる売却益と配当への課税を非課税とする制度なのですが、投資できる額と期間などにより、

  • NISA
  • 積み立てNISA
  • ジュニアNISA

に分かれています。下の表が分かりやすいのでご覧ください。

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kakakumag.com

 

 つい先日、私はNISAから積み立てNISAにしました。積み立て額が積み立てNISAの範囲内だったので非課税期間の長い方に変えたのです。

 

 そして今回、ジュニアNISA口座を作ろうとしているわけです。

 

 ご覧のとおり、

積み立てNISAの非課税期間が20年なのに対し、ジュニアNISAは5年、しかも制度自体が2023年で終わります。

 

ということは、今はジュニアNISAを全力で仕込むべき貴重な期間ということになります。

 

余裕がある人は問答無用で限度額80万円を5年間つぎ込めばいいわけです。

 

そこまでは無理ですが、少なくとも課税される口座で運用する金があるなら、非課税のジュニアNISAに回すべき。実際私は利益の出ているNISAの中の商品を、ジュニアNISAに回すために一部売りました。

 

今後も、当面自分の口座は積み立てNISAだけにして、少なくともこの先5年の非課税期間はできるだけジュニアNISAに回したいと思っています。

 

(幸い、未就学の時期はそれほど子育てにお金がかからない時期でもあるので、投資に回しやすいとも言えます)

 

要は、非課税で仕込める方を選択していく、という簡単な話ですが、これに気づいた自分を褒めたいです😀笑

 

商品の選択

 さあ後は商品を選ぶだけ!

 現在、子供の口座の開設手続き中なのですが、それまでにじっくり考えたいと思います。

 

 長期的視点で適度にリスクをとったものを。

 

 ぜひその際は、また考え方や手続き方法なども別記事としてしっかりまとめたいと思っています。

 

 最後までご覧いただきありがとうございました!