痩せてるけどBarbourのBEDALEはスリムフィット(SL)をチョイスしなかった話
皆さまこんにちは。
ワタクシがこの冬に買ったもので思いっきりヘビロテしているのがBarbour BEDALEです。
photo:pinterest
おっさんの着る服として敬遠してきた(Barbourのビデイルはおっさんが着てこその服だ - sonofabiscuit’s blog)のに手のひら返しも極まれり。最高のアウターです。オフはもちろん、ネクタイを締めて仕事に行く時でも、適度に抜けた感じがして重宝します。
思えばこれに興味を持ったのが、日本向けのスリムフィットモデルであるSLが出たからでした。
やせ型の私はスリムフィットと銘打っているものがあれば必ずそれをチョイスしてきたタイプの人間です。(ブルックスブラザーズのボタンダウンとか)
しかし、この服に関してはちょっと違うと思った。というお話をしたいと思います。
どっちを買おうか悩んでいる人にとって、参考になれば幸いです。
1 Barbour BEDALEについて
Barbourは、1894年ジョン・バブアーによりイングランド北東部のサウス・シールズで創業。当初は水夫、漁師、港湾労働者のための服を作るメーカーだったそうです。ワークマンみたいなものですね。
代名詞のオイルドクロスは、はじめ鱈の肝油を塗ったものだったそうです。臭そう。
同社のベストセラーであるBEDALEですが、こちらは狩猟用が起源。やはりアウトドアの実用性の高いもの、というのがブランドの特徴ですね。
公式サイトによると
「ブランドを代表するベストセラー「BEDALE / ビデイル」を1980年の発売当時の仕様で復刻したモデル。
ハンドウォーマー部分がフラップポケットになり、オーセンティックなゆったりとしたフィッティングのワックスドジャケットです。
素材:
表地 綿100%
裏地 綿78% ポリエステル22%
裏地(下部) ポリエステル100%
コーデュロイ部分 綿100%
リブ アクリル100%
原産国:イギリス」
とのことです。復刻版なのですね。φ(゚Д゚ )フムフム...
2 Barbour観について
人それぞれでしょうが、着こなしに絡むので少しお聞きください。
いわゆるスリムフィットをチョイスする理由には、ジャストフィットで着たいというものと、モードっぽく着たいというものがあると思います。曖昧ですみませんが、痩せてる人が、ブカブカは嫌だなということでチョイスするか、人と差をつける意図で、オシャレっぽく着るためにチョイスするか。というニュアンスです。
私は、前者はわからないでもないけど少なくとも後者は、その目的には合わない服だろうと思います。車で例えるならオフロード車をローダウンするみたいな。
オリジナルのフォルムが完成されているからいじったら違和感が出るのか、うまく説明できませんが、若者向けとか、「お洒落に敏感な人向け」にカスタマイズする対象の服とは違うように思えるのですよね。私見です。
公式サイトより
3 結局どっちをチョイスすべきか
実際私はSLを買う気満々で試着をしたのですが、速攻でそんな違和感を覚えました。そこで二度三度オリジナルと着比べたのですが、それが確信に変わり、明らかにオリジナルの方がしっくりくる。
おそらく、もともとが乗馬用の服ですからゆったり目で着て機能美が現れるように計算されており、そのためのラグランスリーブなんだなと思います。肩幅がそこまでシビアでなくともよいですからね。
(ちなみに私は182センチ70キロでサイズは38です。スーツの上からでも無理なく着られます。)
こうしたことから、よほどガリガリでない限りオリジナルの方がよい。というのが私の結論です。細身でモードっぽく着たいなら他にも服はあります。あえてこれで挑んでもろくなことにはなりません。いや、好みですけどね。
おまけ 素材の扱いは面倒か?
素材のオイルドクロスが臭いだの、他の服に付くだの色々言われていますが、普段気になることはほとんどありません。
確かに長期保管するときは裏返しにして、カバーをかけた方が良いだろうなとは思いますが、車もそのまま乗りますし、リュックも背負いますが支障はありません。
また、経年使用によりオイルが落ちるとのことですが、ショップによると3年は大丈夫とのこと。専用のワックスでメンテをする必要がありますが、私は買ったショップに頼むつもりです。
3年に一度ですし、服談義も悪くなかろうと思います。
それではまた✋ご機嫌よう